叢生歯列(乱ぐい歯))
- 歯が凸凹に並んでいる状態を、叢生歯列 ( 乱ぐい歯)といいます。
- この中でも、上顎の犬歯( 前から3番目の糸切り歯 )が、とび出している場合、「 八重歯 」といいます。
- 歯が生えている顎の大きさと歯の大きさのアンバランスによるスペース不足が原因です。
治療法
- 成長期のお子さんには、 2段階治療で対応します。
第1期治療で、歯並びを拡大(幅を広げる治療)してスペースの不足を解消したりスペース不足を補って、永久歯への生え変わりを観察します。
第2期治療では、生えそろった永久歯をマルチブラケット装置を使って、しっかりと咬み合うように治療します。抜歯・非抜歯は、第1期治療の拡大の効果をみて検討します。 - 大人の方でも、年齢を問わず治療できます。 マルチブラケット装置による治療を行います。スペース不足が少ない場合に、歯列のわずかな拡大や少量のストリッピング(歯のサイズを小さくする方法)で対応できる場合があります。スペース不足が大きい場合には、抜歯( 通常は小臼歯 )して治す方法を検討します。