下顎前突(受け口)
- 下の前歯が上の前歯より前に出ています。上下前歯の傾きに問題がある場合、下顎が前に出ている場合、上顎骨が小さく後退している場合などがあります。
- うまく咬めないだけでなく、発音に影響することもあります。
治療法
- 成長期のお子さんには、2段階治療で対応します。
第1期治療では、できるだけ早い時期に、適切な矯正装置で上下の前歯を動かし、正しい噛み合わせに治療します。
その後、成長期であれば上顎骨の成長促進を行うなどの治療を行う場合もあります。成長スパート終了まで観察して第2期治療に移行します。
第2期治療では、第1期治療の効果をみて、マルチブラケット装置を使って、永久歯がしっかりと咬み合うように治療します。矯正治療のための抜歯についても検討します。顎の大きさや形に大きな問題があって、矯正治療で歯を動かして治療するよりも良い結果が得られる場合には、口腔外科と連携して手術を併用した治療を検討することもあります。 - 大人の方でも、年齢に関係なく治療できます。マルチブラケット装置による治療を行います。上下顎の大きさに問題があって、矯正治療で歯を動かして治療するよりも良い結果が得られる場合には、口腔外科と連携して手術を併用した治療を検討することもあります。